銀行のカードローン審査はどこがやる?

銀行のカードローンの借入申し込みをしようとすると「申し込みができる方」という欄に「保証会社の保証が受けられる方」という文言がよく記載されています。

よく、と言いましたが実際には地方メガバンク含めてほぼ全ての銀行カードローンにこの記載があると思います。

そこで気になるのが保証会社の保証って一体何?という部分だと思います。

銀行は無担保小口貸し付けが苦手なのでカードローン審査は保証会社がやる

 

カードローンの特徴は「無担保・保証人なし」による貸付にあります。

元来、銀行は自動車ローンや住宅ローンなど個人向けローンに関しても担保を取ったうえでそれ相応の額を貸し付ける大口貸付を得意としており、カードローンのような小口貸し付けはかなり苦手だと言えます。

実際に1970年代から80年代にかけて銀行が無担保による貸付を積極的に行っていたのですが、結果は無残なものと終わった経緯があります。

失敗してしまった原因はいくつかありますが、一番の問題点は与信審査能力にありました。

銀行の貸し付けは担保や保証人があることが前提でしたので、それらのない借入希望者に対して一体どういう基準で貸し付けを行えばいいのかわからなかった訳です。

今でこそカードローン審査は制度が発達していますが、当時は総量規制や信用情報機関の指定化などの整備もされておらず、銀行は小口の無担保貸し付けからは離れていくようになりました。

風向きが変わったのは2006年から段階的に貸金業法が制定されてからです。

この規制による貸金業者の経営は悪化の一途をたどり、多くはメガバンクの傘下に入って活きました。

信販業者のセディナや消費者金融のプロミスは三井住友系にニコスやアコムは三菱UFJ系にそれぞれ属することで生き延びた一方武富士などは経営破たんしたのはまだ記憶に新しいところです。

銀行は大口融資を得意とするが小口融資は苦手、消費者金融は個人向け小口貸し付けが得意である。

ここで両社の得意不得意が一致して生まれたのが銀行のカードローンサービスであり保証会社の制度です。

例えば、三井住友銀行カードローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンスとなっており、これは2012年にプロミスが社名変更をした会社のことで、東京三菱UFJ銀行の保証会社はアコムとなっています。

表題にもある通り、保証会社は小口融資審査の苦手な銀行に代わってカードローンの審査を含めた保証業務を行います。

 

保証業務の中身

 

保証会社は銀行のカードローン審査を行うだけでなく、カードローン利用者が返済延滞などをした場合に銀行に対して代位弁済をするという保証業務を担当します。

そうなった場合にはローン返済の相手は銀行ではなく保証会社になります。

そのような制度がある関係で、保証会社による銀行カードローン審査は本体のサービスが行う審査よりも厳しいと言われています。

少しわかりにくい書き方でしたが、例えば三井住友銀行カードローン審査はプロミスの審査よりも厳しくなるというような感じです。

審査の厳しさは通常金利の低さによっても表されており、銀行カードローン金利は15%前後であるのに対し消費者金融カードローン金利は18%前後という部分にもそのあたりが表れていると言えるでしょう。